今回は、水元工務店で働く社員のリアルな声をお届けします。同社初の女性現場監督である髙塚さんにインタビューを行い、現場での経験や挑戦、そして彼女が感じたやりがいについてお話を伺いました。インタビュアーは採用担当の農中さんです。女性が現場監督として働くことの魅力や困難、そしてその克服の過程について、ぜひご覧ください。
農中さん: 今回は、女性の現場監督をテーマにインタビューをしていきたいと思います。よろしくお願いします。まず、現場監督というと、一般的に男性が多いイメージがありますが、髙塚さんが女性としてこの職業に挑戦しようと思ったきっかけを教えていただけますか?
髙塚さん: 確かに、現場監督は男性の職業というイメージが強いですよね。でも、私が興味を持ったのは、家が建っていく過程を一番近くで見ることができるという点でした。建築のプロセスに直接関わることに、どうしても魅力を感じたんです。
農中さん: 家が形になっていく過程を身近に見ることができるのは、現場監督ならではの魅力ですよね。女性の現場監督が増えているという話も、髙塚さんにとって後押しになったんですか?
髙塚さん: はい、就職活動中に女性の現場監督が少しずつ増えているという話を聞き、「私もこの道に挑戦できるかもしれない」と思いました。私にとっては、そうした情報が自信につながったんです。
農中さん: そういった情報が背中を押してくれたんですね。その決断はとても勇気がいることだったと思いますが、その時の心境はいかがでしたか?
髙塚さん: もちろん、不安もありました。でも、「やってみたい」という気持ちが強く、何より「現場を動かす」という仕事に魅力を感じたので、挑戦してみようと思いました。
農中さん: 勇気ある決断でしたね。実際に現場監督として働き始めてみて、初めて現場に立ったときの感想を教えてください。
髙塚さん: 正直に言うと、最初はすごく緊張しました。現場の雰囲気がどうなのか、職人さんたちとどう接すればいいのか、全てが初めてだったので。でも、一歩踏み出してみたら、職人さんたちがとても優しくて、少しずつ緊張がほぐれていきました。
農中さん: やはり最初は緊張しますよね。職人さんたちとのコミュニケーションも大変だったんじゃないですか?
髙塚さん: そうですね。特に、先入観で職人さんたちは怖いイメージがあって、話しかけるのに勇気がいりました。でも、実際に話してみると、みんな親切で積極的に声をかけてくれるんです。今では、仕事が終わった後に「今日はお疲れ様」と気軽に話せる関係が築けています。
農中さん: 職人さんたちとの関係が良好なのは、現場がうまくいくためにも重要ですよね。髙塚さんが積極的にコミュニケーションを取ろうとしているのが伝わってきます。
髙塚さん: はい、コミュニケーションは本当に大事だと実感しています。現場がスムーズに進むためには、互いの意思疎通が欠かせません。逆に、コミュニケーションがうまくいかないと、ちょっとした誤解が大きな問題に発展することもあります。
農中さん: 実際に働いてみて、現場監督としてのやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?
髙塚さん: やはり、建物が完成した時の達成感は大きいですね。計画通りに進んで、最後にお客様に「ありがとう」と言っていただけると、全ての苦労が報われた気がします。また、日々の現場での小さな問題を解決していく過程もやりがいを感じます。
農中さん: そうですね。髙塚さんは入社して3年目ということですが、この短期間で主任という役職を任されるまで成長されました。ご自身の成長をどのように感じていますか?
髙塚さん: 自分ではまだまだ学ぶことが多いと感じていますが、主任という役職をいただいたことで、責任感がより強くなりました。上司や先輩方のサポートのおかげで、少しずつですが自信がついてきました。
農中さん: 髙塚さんが努力されているのが伝わってきます。特に、職人さんやお客様とのコミュニケーションを大切にしている点が、成長の要因だと思います。
髙塚さん: そう言っていただけると嬉しいです。実際に、現場でのコミュニケーションがうまくいくと、仕事がスムーズに進むだけでなく、現場の雰囲気も良くなります。そんな時に、この仕事のやりがいを感じます。
農中さん: 女性として現場監督をする中で、特に感じるメリットはありますか?
髙塚さん: 実は、私がこの会社で唯一の女性現場監督なんですが、他の男性の現場監督よりも気にかけてもらえることが多いと感じます。職人さんたちは私に対して優しく接してくれますし、重い物を運ぶときなども積極的に手伝ってくれます。「危ないよ」って声をかけてくれることが多いんです。
農中さん: それは素晴らしいですね。職人さんたちが髙塚さんを大切にしているのが伝わってきます。それは、髙塚さんが現場でしっかりとした姿勢で取り組んでいるからこそだと思います。
髙塚さん: ありがとうございます。また、女性であることが、お客様や近隣の方々とのコミュニケーションのきっかけになることも多いです。「女性なのにすごいですね」と声をかけられることがあり、それが信頼関係を築く第一歩になっています。
農中さん: 女性ならではの視点や柔軟性が現場で活かされているんですね。髙塚さんが活躍する姿を見て、今後さらに多くの女性が現場監督という職業に興味を持つのではないかと感じます。
髙塚さん: そうであれば嬉しいです。自分がこの仕事で頑張ることで、少しでも多くの女性が現場監督に挑戦したいと思ってくれたらいいなと思っています。
今回のインタビューを通じて、髙塚さんが水元工務店初の女性現場監督として、どのようにして困難を乗り越え、成長してきたのかを知ることができました。彼女は、現場でのコミュニケーションを大切にし、日々の努力を重ねて主任という役職を任されるまでに成長しました。女性ならではの視点と柔軟性を活かし、職人さんたちやお客様との良好な関係を築いている姿は、多くの人に勇気を与えることでしょう。今後も髙塚さんの更なる成長と活躍が期待されます。水元工務店では、こうしたチャレンジ精神を持つ人材を求めています。あなたも、新しい挑戦を始めてみませんか?
© Mizumoto Koumuten